大勢の前で自信たっぷりに話してみたい!
突然、大勢の会議で指名されても、落ち着いて自分の考えを述べられるようになりたい!
私は、若いときから、人前で話すことにコンプレックスがあり、また会社では失言は許されないことから、いつの間にか会議ではなるべく目立たないようにして、何とかやり過ごすようにしてきました。
ところが...
突然、会社が外資系になり、経営トップが外国人になったのです。私の上司も外国人になりました。これまでは、築いてきた社内の人間関係で、「なあなあ」で済ませてきたことが全く通用しなくなりました。
「君が何をいっているのかわからない!」
「一体どうしてそんなことを続けているのか? 全く意味がない!」
会議でトップから叱責され、ドーンと落ち込みました。
これまでと社内の雰囲気や仕事の進め方は一変しました。
これじゃ、いけない。何とかしなくちゃ。
藁にもすがる気持ちで、話し方教室や、ディベート教室、コミュニケーション講座など対症療法的に立て続けに参加しました。それなりに効果はあったのですが、そのような講座に参加しても、その時は改善するのですが、効果が持続しないというのが悩みでした。
そこで、たまたまインターネットの検索で「神楽坂トーストマスターズクラブ」があるのを知り、思い切ってゲストで参加してみました。
金曜日の夜ならば、会社で突然の緊急会議がある可能性は低く、また急な仕事が入っても、土日頑張れば何とかなるので、平日夜間のクラブの中では、自分には参加しやすいと思いました。また2次会に参加しても次の日が休みなら、時間を気にせず、リラックスできる。
7時から10分間は、早口言葉や、回文、有名な詩などを利用した発声練習です。7時10分から正式なプログラムの開始です。テーブルトピックス、準備スピーチなど盛りだくさんなプログラムを、自信満々にこなすメンバーの頼もしい姿を見るなかで、自分も神楽坂クラブで活動していけば、1年後には、見違えるようになっているだろうと、その日のうちに確信しました。例会が終わると隣のビルのタイ料理レストランで2次会です。会費は2000円程度です。もちろん参加は自由ですが、参加してみました。2次会から参加する人もいるほど、楽しい会合でした。そして入会の決意をその日のうちに固めていました。
早いもので入会して1年がたちました。そして、この感想文を書いています。
この1年を振り返ると、東日本大震災があり、本当に大きな変化があった1年でした。自分の周りには良いことも悪いこともありましたが、神楽坂クラブに入会したことが、自分にとって本当に大きなことだったと振り返ってみて思います。そして、入会後、例会でいろいろな役割をこなすなかで、「大勢の前で自信たっぷりに話してみたい!」とか、「突然会議で指名されても、落ち着いて自分の考えを述べられるようになりたい!」という漠然とした目標は、いつの間にか、今の自分の目標ではなくなったと思っています。毎回の例会での、役割に応じた目標をその都度たて、その場で実現するように努力しています。そして、その実現をサポートする体制が神楽坂クラブにはあります
最後になりましたが、是非、一度ゲストで遊びに来てください。いつでも大歓迎です。
K. A 40代男性 会社員(金融事務系)