いよいよ夏本番の中のうだるような暑いさなか、第178回 神楽坂TMCの熱い例会が東京ボランティアセンターで開催されました。
最近新しく入会された方はこの一年で約10人。
まだ例会の流れを把握しきっていない方たちをベテランがうまく誘導していくことも神楽坂TMCの今の重要課題です。
ということで早速今夜の言葉担当の新人Tさんが困惑気味だったので、急遽代打を募集したところ、輝TMCからのゲスト、Oさんが快く買って出てくれました。
他クラブにもかかわらず、積極的にアドリブで代役をこなせるのは大したものです。
こうしたチャレンジ精神に他の人も啓発されていくものです。
その流れできょうの言葉はなんと・・!「積極的に」でした。
今夜のセミナーはIさん。
Iさんはセミナー初挑戦です。
タイトルは「プラスチックの海」
カフェでお目にかかるお持ち帰りのカップなど、普段私たちの生活に溶け込み暮らしに欠かすことのできないものになっているプラスチック容器。
しかしそれが海では、アメリカのひとつの州に相当するほどの面積のプラスチック容器が漂流しているそうです。
時代が便利になり、豊かさを手に入れた私たち現代人にとって警鐘を鳴らす、メッセージ色の強いセミナーでした。
そしてスピーチは2本。
トップバッターはY野井さん。
タイトルは「私の新聞活用法」
プロジェクトはCC#3 ポイントを押さえる
世の中のIT化が進むにつれ、次第に存在意義が薄れつつある新聞。しかし、新聞だからこそ出会える情報があるそうです。
例えば、石油メジャーを敵に回し戦った壮絶な男の生涯を描いた百田 尚樹さんの「海賊とよばれた男」や、アメリカで年一回、大規模な世界的講演会を主催しているTED。
これらはY野井さんにとってまさに宝石のような情報だったそうで、日常の出来事を観察するのならネットと何ら変わりはないが、自分が意図をもって求めるのなら広告からさえも貴重な情報を得ることができる。
情報を集める意図や、見方によって情報は取捨選択され、知識や知恵として自らにインデックスされるのだ。
そんな新聞の活用価値を伝えるY野井さんの目が子供のように爛々と輝いていたのが最も印象的でした。
つづいてHさん。
タイトルは「所信表明」
今期、神楽坂TMCの会長に就任したHさん。
プロジェクトはAC説得力のあるスピーチ#3 成功する提案
その所信表明演説です。
二つ並べた椅子に座り足を組んだHさん。
所信表明のはずなのに、Hさんはお隣の椅子に座っていると仮定した人物に向かって話し始めました。
自ら望んで会長職になったわけではないし、ましてや自分がそれにふさわしいと実感できているわけでもない。率直に言えば本当にそれでいいのかもわからない。
しかし受けた以上会長として、クラブ運営として守るべきことをメンバーに伝えていかなくてはならない。
そんなリーダーになった一人の人間の心の葛藤の中から、Hさんは一番自分らしい伝え方という解をみつけたようです。
スピーチは常に自分らしさとメッセージとプロジェクトのはざまで悩み、何らかの答えを期限ぎりぎりまでに見つけなくてはなりません。
今までと違う自分を演じようとして迷路に迷い込んでしまう時さえあります。
さらに自分が会長になり、今会長として何かを伝えなくてはいけない。
その時「チャレンジする気持ちを伝える」「自分らしい表現をする」そんな「演じきる姿」によってメンバーにすべてを伝えようとしていました。
演じきった後、Hさんの表情に安堵の色が戻りました。
総合論評は輝TMCからのゲストOさん
Oさんが神楽坂TMCが徹底できていない名札について指摘されたのが
最も印象に残りました。名札がないとゲストが投票するにも名前がわからないしまたゲストの名前もよくわからない。お互いにわからない状況が起きているのにいつものことになっているため、誰も気が付いていない状況でした。
他のクラブの方からの総合論評は、いつもはっとさせられ刺激的です。
Y野井さんのスピーチへの論評 Oビさん
Hさんのスピーチへの論評 Kさん
T島さんの入会式が行われました。